#はじめての土中建築

【第1回】 地中から始まる、未来型エコライフ。なぜ私たちはUnder SOILを始めたのか

こんにちは。Under SOILの野口です。

1968年生まれ。
昭和でいうと、だいぶ昭和です。
お笑いが好きで、建築も好きで、気がつけば「土の中」にかなり惹かれる人間になっていました。

普通、建築というと地上に建てるものですよね。
高く、広く、目立つように。

でも私たちが惹かれたのは、その逆でした。

土に包まれる建築。
屋根の上に草木が育つ建築。
遠くから見ると、建物なのか丘なのか、少し分からないような空間。

最初に見たとき、正直こう思いました。

「なんか、いいなぁ」と。

専門的な言葉より先に、まずその感覚でした。
建築なのに、自然に対して威張っていない。
むしろ、自然の中にそっと入れてもらっているような感じ。そこに強く惹かれたんすよね。

ベルギー・ヴレムデのTechnobloxショールーム 外観 上から

土屋根や地中建築の魅力は、見た目だけではありません。
土は、夏の暑さや冬の寒さをやわらげてくれます。
音もやわらげてくれるので、室内には独特の静けさがあります。

外の世界と少し距離ができる。
でも、自然から離れるわけではない。
むしろ自然に包まれている。

このバランスが、とても気持ちいいんです。

Under SOILが見ているのは、地中建築だけではありません。
土の断熱性や安定した温度環境は、食品の保存にも活かせます。
また、外の気候に左右されにくい空間は、植物工場や環境制御型の農業にもつながります。

建築、農業、食の保存。
一見バラバラに見えるかもしれません。

でも私たちにとっては、すべて同じ方向を向いています。

それは、自然の力を活かしながら、これからの暮らしと産業をつくることです。

もちろん、夢だけでは建物は建ちません。

日本には、地震、台風、大雨、湿気、積雪があります。
そして建築確認申請もあります。

「自然っていいですよね」だけでは、なかなか現実になりません。
ここは、かなり大事なところっす。

だからUnder SOILでは、海外の面白い技術やデザインをそのまま持ってくるのではなく、日本の環境や制度に合わせて、現実的に提案していきたいと考えています。

かっこいいだけではなく、ちゃんと使える。
珍しいだけではなく、ちゃんと建てられる。
未来的だけど、地に足がついている。


このブログではこれから、土屋根のこと、地中建築のこと、植物工場のこと、自然冷却システムのこと、そして日本で実現するための課題や工夫について、少しずつ書いていきます。

土の下には、まだ知られていない未来があります。

やっぱり土、すごいっす。

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